キャンプ場ならどこでも星が見えると思ってしまうが、場内の照明が明る過ぎて見えない事もしばしば。
ここはその名に違わず、夜は暗くてすばらしい。

町の明かりが夜空にも少し届いてる気がするが、ご愛嬌だ。

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中央の一番広い芝生の広場。左奥はログハウス、右奥が管理棟。


■ロケーション 庭園みたい
地図上では町から比較的近いが、キャンプ場付近は完全に田舎の里山、それも過疎って寂れたやつ。星は期待できる。

場内にはロッジや池が配置され、綺麗な芝生と相まってよく手入れされた庭園のような牧歌的な雰囲気。

全体の地形はボウル状の谷。三方が山林で、沼田方面に続く一方の谷が開けている。階段状のサイトのどこからでも場内が広く見渡せて開放的。

■ワイルドさ なし
施設や植木、ゴミ処理、入退場や緊急連絡先までしっかり管理されている。
その分客層は良さそうな気はする。

設備の整備拡張が続いているよくで、サイトによっては工事中のようなワイルドさはあるけど(笑)

■買い出し
沼田のベイシア。

■記録
2018/4/21
従弟のT氏と2台でキャンプツーリング。
キャンプ以外はツーリングの記事へ書いたのでそっちを見てくれ。

関東では一部で30℃を越えるというのに、行きたかった奥会津あたりはまだ雪で通行止めのため未オープンが多い。
今回は無難に群馬方面のキャンプ場にした。

日中が暖かいと、むしろ服装が難しくもある時期だ。
どうせ朝夕は冷えるし、しかも山間部だ。寒さ対策は欠かせない。

道の駅川場に午後3時頃到着。
さて買い出しは当然のようにR120沿いにあるベイシアだ。結構大きくて申し分ない。隣にカインズもあって、無事に薪も調達できてひと安心。

スーパーからキャンプ場までは、ものの10分で到着。その間に景色は町から住宅地、農村、そして僻地へと目まぐるしく変わっていった。
キャンプ場の入り口を曲がる頃には、周囲には人気のない田畑しか見えない。ふむ、思ったより良さそうだ!

急な砂利道を登ってキャンプ場に到着したら、
・ここから先は車両進入禁止
・こっちは受付した人のみOK
・管理等はあっち
などと、動線がしっかり管理されている。ほう、思いの外きっちりしてんな。
予約してなかったが空きがあって無事に受付OK。

入口と反対側の砂利道を下ってサイトへ向かうと、すぐにキャンプ場全体が見えてきた。

お!
やってるやってる!

基本は全て区画サイトだが、きっちりキツキツな境界分けはせず、やや広めのスペースがそこらに配置されている。
近くまで行くと自分のスペースがどこまでかわかるようになっている。

へ~と思ったのは、先着順で自由に場所取りではなくて、案内係の人がいて、ここからここまてで好きな番号選んで下さいってやり方だった。

案内されたのは場内の最下段、池の前のスペース。端っこの2区画を選んで、早々テントを張る。

4つ横並びの区画で、うち2つ分を使っていいよって事だったんだけど、結構広い。
テントの真横にバイク止めて、さらにタープを張るスペースも十分ある。
ま、今夜は雨の心配はないしもう夕暮れだから、わざわざタープ張らんけどね。

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サイトにもよるが、ゆとりの広さ。

今日も明るいうちに準備できてよかった。
テントを張ってテーブルを用意して、いざ乾杯!

客は割と多く、7割方埋まっていて子供の声などが響き渡るが、程よく落ち着いている。
なかなか良いキャンプ場じゃないか。

間もなく日が傾いてきたら、やっぱり結構寒くなってきた!
シャツを着て、フリースも着込む。
これは焚火しないと夜が越せんな。

今夜の献立
○ポテトサラダ盛合せ
◎味噌ニンニク
◎米
△和牛
△アメリカンビーフ
○アメリカンビーフのエリンギ炒め
○ぐんまの地酒

温かい汁物を用意すべきだったかな。
牛肉はエバラがあれば◎だったはずだ。

ところで、ランタンはスノーピークの天(GL100)なのだが、去年出先でマントルを補充しようとしたら在庫がなくて、仕方なくGL150用のマントルを買ったんよね。
試しに使ってみよう!

上下のフックには掛かるが、マントルの方が短いのか、膨らみが少し足りない。でもホヤには接触しないので何とかなるだろう、おりゃ!

上手く発光してくれた。
やや張ってるから、1回使ったら壊れるだろうな。
案の定帰宅後に見たら破れてた。だがそれなりに互換性は確保出来ることが分かった。一つ経験値が上がったな。

夜になると、やっぱり名前が名前だけに星が気になる!
この日はちょうど良いことに雲が殆ど無い夜空で、三日月も夜には山へ隠れてくれた。

といっても、肝心の星座をほとんど知らんのだがね。
星はなかなか綺麗に観察できました。
真夏なら天の川見られるかな。


星が輝きを増すにつれ、本格的に寒くなってきた。こっちの方が死活問題だぜ。
今夜のサイトは直火禁止の区画なんだが、俺は焚火台を持っておらん。炭用の小さな七輪で焚火するのだ。ちなみに普段は炊事場の竈でやる事が多い。

火をこぼさないように気を遣うと、どうしても小振りの炎しか上げられねえ。
火が消えたらとたんに寒くなるから、消えないように小さな火へ小さな薪をくべ続ける。
しかも薪がそのままでははみ出るので、ノコギリで半分に切らんといかん。

のんびり焚火って様にはいかんかったわ。
それでも炎を前に遅くまで酒を飲んで語った。

テントに入ったのは0時頃。
今夜は寝床は出来る限りの耐寒装備。
2℃対応のシュラフにシュラフカバー、服はジーンズ履いたままシャツとフリース重ね着して、仕上げにホッカイロをお腹に張る。
テントのインナーがメッシュなので心配だったが、朝まで快適に寝られた。
気温はわからんな、測っときゃよかった。
T氏は朝方寒くて目が覚めたらしい。そりゃ大変だったな。


翌朝。
いつものように、飯盒に残った米に鶏肉を突っ込んで雑炊ラーメンを食い、一段落すると徐々に日が当たってきた。

暑い!
Tシャツ1枚でも暑い、これじゃ日焼けしてしまうわ。
木陰に退避したら涼しくて快適。
この寒暖の差も季節感ってやつか?微妙に過ごしにくい季節だわ。

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木陰から自分のテントを眺める。風が涼しい。

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朝の炊事をする人々。

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左奥の石垣が池で、その手前が俺らの区画。

キャンプ場の散策などした後、ぴったり11時にチェックアウト。
さて今日も走るぜ!

この後の詳細はツーリングの記事参照。



おわり