今シーズンに行ったキャンプ場のレポートその6。

「和知野川二瀬キャンプ場」と少し下流にある「和知野川キャンプ場」は別物である。
そして二瀬キャンプ場は、上流側のオートサイトと下流側のフリーサイトは200mくらい離れててほぼ別物。
紛らわしい。

泊まったのは二瀬キャンプ場のフリーサイト。
ここはいいキャンプ場だ!
- サイトがフリー
- 夜は照明暗い
- トイレがウォッシュレット
- 雨宿りできるでかい東屋、焚火も可

南信のキャンプ場は侮れない。

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広場に生えていたきのこ。


■ロケーション 川沿いの谷間
清流の和知野川、水遊びもできる小ぶりの静かなキャンプ場。

瀬の内側の河原と河川敷を一段高く造成したと思われる、川沿いの細長い土地。

アクセス道は極めて狭く荒れた道で、キャンプ客以外は通る人もいなさそう。対岸の山肌を見上げるとはるか上方100mくらいを走る国道の橋脚がチラとのぞく。谷間で眺望は無いため、目に入る人工物はそれくらい。

一番奥のサイトは結構広いので、ハイシーズンには騒ぐ連中もいるかもしれない。
だが幸か不幸か開放感がなく内向的なロケーションなので、はっちゃけた雰囲気には向かないだろう。

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サイトは川のすぐそば。上方を走るのはR151。

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ちょっと引くとこんな感じ。

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和知野川の清流。河原にはちょっとした砂浜?があった。

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サイトは水面から2mくらいある。少しの増水なら大丈夫なはず。


■ワイルドさ 管理されたワイルドさ
場内は未舗装、地形の凹凸や植生を残しつつキャンプに不自由ない程度に整備されており、すぐ脇に川が流れているのもあって、自然を十分に感じることができる。
奥の広場は綺麗に切り拓いて整地されたスペースだ。

サイトの自由さに反して、設備はよく整っている。15畳はある広い東屋?には、中央に焚火ができる土間まである。炊事場はアルミシンク、センサーライト付き。さらにシャワー室、そして極めつけはウォッシュレット付き水洗トイレ。
これら設備はログハウス調のコンクリ製。綺麗なので、比較的新しい10年以内の建物ではなかろうか。

全て計算された構成なのかもしれない。まあ、掌の上のワイルドさを享受するのも、それはそれで良かろう!

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手前がシャワー棟、奥がトイレ。

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広い東屋。中央にはかまどまである。奥に炊事場が見える。


■買い出し
R151を北へ6km、スーパーのナピカとホームセンターのホーエイがある。
結構な田舎なのに買い出しは便利だ。
キャンプ場までの距離は近いが、国道からの高低差が激しく道も狭いので往復するのはちょっと気が引ける一方、サイトのキャパが小さいので先に場所を確定させてから買い出ししたい気持ちもある。迷いどころだ。


■記録
2018/9/22
ツーリングのレポートはこちら。
ISDキャンプ部ツーリング2018 1日目
ISDキャンプ部ツーリング2018 2日目

ISDキャンプ部のバイク野郎4台でキャンプ。
メンバーが神奈川と大阪のため、中間地点としてこの辺りを選択。

一昨年は喬木村の矢筈キャンプ場へ行ったので今回は、
・二瀬キャンプ場
・和知野川キャンプ場
・二軒屋キャンプ場
をピックアップ。

季節柄寒い可能性もあるし雨も怪しかったので(当日午前中まで降っていた)、山奥は敬遠。と言う訳で前者2ヶ所を候補とし、あとは現地を見て決めることにした。

二瀬キャンプ場には16時30分頃到着。
既に8張くらい先客がいた。
奥の広場にオートキャンプが2組、他は川沿いの細長いサイトにちらほらと。
川遊びしてる子連れもいるし、車もいれば我々と似たようなキャンプツーリングもいる。後からカブの2台組も来た。

奥の広場の広さは、車+テントなら5~6組が妥当だろうか。それ以上は円形の広場の中心に陣取るしかないな(笑)。詰めればもう少し入るだろう。
俺らはバイク4台をその端に停め、囲むようにタープ1張とテント4張を設営。広場の1/4程度を占めた。

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設営する野郎共。やはりマシンは目の届く場所に停めたい。
すぐ後ろにある道路の交通量は皆無。

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別の角度から見るとこんな感じ。

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こちらは川沿いの細長いサイト。
手前のスペースも夕方になるとテントが張られていた。


このキャンプ場、前述の通り設備が立派。他にも動く看板(現役)や、ダム放流の警告用の放送設備もある。町営にしてはやけに豪華だ。ダムの電力会社から補助が入ってんのかな?

設備は充実しとるのに外灯は無くて(川沿いの方は知らん)夜は暗いのがまた心にくい。キャンパーの心理をよく理解しておる。明るいと客層も落ちるしね。

この日は9月にしてはそこそこ暖かく、地形と広場の奥まった場所のおかげか風も殆どなく穏やか。川沿いだからと心配した寒さも全く問題なく、非常に快適な夜であった。
お盆の内山牧場がクソ寒かったのは何だったんだか。


朝はなかなか日が差さない。
対岸の山の上の方は早くから日に照らされているのに、広場に日が当たり始めたのは10時頃であろうか。
すなわち夏の朝も涼しい中でゆっくり寝坊ができると言う事かしら。


日中は開放感がないロケーションだが、秋の夜を仲間と過ごすにはとても良いキャンプ場であった。



おわり