静寂の大キャンプ場。
コテージからソロ向きフリーサイトまで全部ある。
■ロケーション 平坦な林間
フリーサイトは10mを超える高木のまばらな林間で落ち着いた雰囲気。コテージなどは視界に入らないほど離れた場所にあり、それが静かな雰囲気を演出している。
雰囲気は静かで落ち着いているが、人気の高さゆえ人は多くそれなりに賑やかである。
訪れた11月初旬はテリトリーを十分確保できたけど、ハイシーズンは厳しいだろうな。
土地は平坦。木々に囲まれ眺望は無い。そのおかげで、道路からは一瞬何か見えた?という程度でこんなに広いキャンプ場がある気配は感じさせず、ぼんやり走ってたら見過ごすだろう。それくらい囲まれている。
その道路も夜間は交通量が無い。
フリーサイトから管理棟までの距離よりも、管理棟から三瓶バーガーまでの方が近いんじゃなかろうか。
場内から三瓶山は見えなかったけど、ひょっとしたらどこかに展望スポットがあるのかもしれない。
■ワイルドさ 極めてイージーだが良い
水洗トイレとシャワー。立派な管理棟には各種消耗品とレンタル品が揃っている。
場内は機能的に設計され綺麗に管理されており、不安は何も無いであろう。
明るい外灯も、消灯時間になると最低限の案内灯を残して消え静かな夜となる。星も十分見えた。
ワイルドではないが、自然味?は十分感じられる。安全・安心とアウトドア感は両立できるもんだなんだな。
トイレの電気は消せたが、炊事場はスイッチが無く一晩中点灯しているようなので要注意。
■買い出し
初日は出雲市湖陵町のラピタ湖陵店と向かいのナフコで、道のりは34km。
二日目は大田市街のグッディー大田店まで17kmを往復。
いずれも近くではない。探せばもっと近所にもあるかもしれんが、ハズレのリスクは大きい。
ラピタ湖陵店はいまひとつだったが、グッディー大田店はその名の通りこの地域にしてはグッドな酒やチーズなどがちらほらあっておすすめだ。ただ肉は大きいパックが多くて都合が悪かった。
■記録
2019/11/3,4(連泊)
山口県の実家から母親と二人で車のキャンプ旅行。諸々の事情により計画の前日に到着してしまった。詳細は省略。
ホームページを見ていいキャンプ場だろうと想像していたが、実際はもっと良かった。
昨今の女子キャンプみたいなちょっと軽い雰囲気があるかもと思っていたけど、そんな浮わついた感じもなく、機能的な本格派だった(イベント等はやってそうだけど)。
まず、広い。
林や森や進入禁止に阻まれて全体像はつかめなかったけど、広大だ。
駐車場から100mあまり進むとシャワー・ランドリー棟があり、その奥に似た建物のトイレ。ここまで誰も張ってない。フリーサイトはその向こう側だった。
乗り入れは不可で、駐車場からリヤカーで運ぶ。こういうキャンプ場はちょいちょいあるけど、人力で荷物を運ぶ分装備が過多にならず、静かなキャンプ場の雰囲気作りにも一役かってるんだろうね。今後はそういうキャンプ場を攻めてみようかな。
サイトの区切り方も上手い。
普通のフリーサイトは運動場みたいなただの広場が多いが、ここは5ヶ所くらいに分割配置されている。
8m×50mくらいのやや細長く大きめの区画、各所の区切りは林や通路。細長いためデッドスペースが少なく、密集せず程よい間隔を空けた場所取りが自然にされることになる。
まあ、あくまで秋のキャンプだ。ハイシーズンがどんな惨状かは知らん。
先客は意外と多く10組以上はいた。秋のキャンプって下手すりゃ凍える夜なのに、こんなに人がいるんだ。こちらも急いでいたので吟味もそこそこに空いていたトイレの向かいのスペースに設営。
夜も更けると、遠くで聞こえていた楽器を奏でる音やあっちで控えめに鳴らしてたスピーカーの音楽もようやく止み、静かで平穏な夜が訪れた。
まもなく外灯が消えた。
消灯するとは予想外。良い心掛けである。
いい夜だ。
みな落ち着いてそれぞれの夜を楽しんでいる。静かに焚火を眺める親父、早々にテントに籠るソロキャンパー、時おり聞こえる子供の声。
あぁ、明日もここで連泊しよう。
晩めしは最近得意の食パン豚肉挟み。相変わらずうまかった。
翌日は三瓶山に登山した後また戻って連泊。この日は日曜のため昨晩とはガラリと変わって過疎の夜となった。
見える限りでは2組だけだったようだ。
静かなキャンプ場の本当に静かな夜。場内を探索したりして楽しんだ。平日のキャンプは週末とかなり雰囲気が違って面白いね。
ちなみに三瓶山はキャンプ場から直接徒歩で往復した。9:30にスタートして姫逃池から男三瓶山、下りは名号コースで13:30に下山。楽しかったけど紅葉は西の原コースの方が良かったらしい。西の原までは車ですぐだったんだから、移動して登り始めりゃよかったな。
下りたら三瓶バーガーで昼めし!狙い通り!
キャンプ場の隣にあるハンバーガー屋ってどんな店なんだろうと思っていたが、幹線道沿いだしキャンプ場とは道路を隔てているのでシリーズみたいな繋がりはなく、ログハウス風のいい雰囲気だった。中が異様に広いのは何かの居抜き物件なんだろう。
味は普通にうまい。値段も程々で手頃。モンベルカードあったのにステッカープレゼントをもらい忘れたのが心残り。
食ったら温泉だ。三瓶山といえば温泉の宝庫。でも今日は頭洗いたいのでわざわざ国民宿舎さんべ荘に向かったのに、改装中で休館してた。ショック。気を取り直して三瓶温泉鶴の湯(志学薬師湯)で堪能してきた。予想通り、素晴らしい泉質と洗えない頭。だが水洗いだけでもしないよりだいぶマシだという事がわかったのは収穫であった。
この日は小豆原埋没林博物館も計画していたが、連泊とはいえ買い出しもしないといかんので思ったより時間に余裕がない。明日に回してはるばる大田市街まで往復してきた。
夜間はこの季節にしては暖かい方だったと思う。でもそれなりに冷えた。朝8時頃の外気温は6℃くらいだったかな。今回は二人で1テントだったので夜は十分快適だった。
そんな感じてキャンプは無事に成功。
翌日は埋没林を堪能したあと物部神社にお参りして、世界遺産 石見銀山へ向かったのであった。
三瓶小豆原埋没林公園の地下展示場。
おわり
コテージからソロ向きフリーサイトまで全部ある。
■ロケーション 平坦な林間
フリーサイトは10mを超える高木のまばらな林間で落ち着いた雰囲気。コテージなどは視界に入らないほど離れた場所にあり、それが静かな雰囲気を演出している。
雰囲気は静かで落ち着いているが、人気の高さゆえ人は多くそれなりに賑やかである。
訪れた11月初旬はテリトリーを十分確保できたけど、ハイシーズンは厳しいだろうな。
土地は平坦。木々に囲まれ眺望は無い。そのおかげで、道路からは一瞬何か見えた?という程度でこんなに広いキャンプ場がある気配は感じさせず、ぼんやり走ってたら見過ごすだろう。それくらい囲まれている。
その道路も夜間は交通量が無い。
フリーサイトから管理棟までの距離よりも、管理棟から三瓶バーガーまでの方が近いんじゃなかろうか。
場内から三瓶山は見えなかったけど、ひょっとしたらどこかに展望スポットがあるのかもしれない。
■ワイルドさ 極めてイージーだが良い
水洗トイレとシャワー。立派な管理棟には各種消耗品とレンタル品が揃っている。
場内は機能的に設計され綺麗に管理されており、不安は何も無いであろう。
明るい外灯も、消灯時間になると最低限の案内灯を残して消え静かな夜となる。星も十分見えた。
ワイルドではないが、自然味?は十分感じられる。安全・安心とアウトドア感は両立できるもんだなんだな。
トイレの電気は消せたが、炊事場はスイッチが無く一晩中点灯しているようなので要注意。
■買い出し
初日は出雲市湖陵町のラピタ湖陵店と向かいのナフコで、道のりは34km。
二日目は大田市街のグッディー大田店まで17kmを往復。
いずれも近くではない。探せばもっと近所にもあるかもしれんが、ハズレのリスクは大きい。
ラピタ湖陵店はいまひとつだったが、グッディー大田店はその名の通りこの地域にしてはグッドな酒やチーズなどがちらほらあっておすすめだ。ただ肉は大きいパックが多くて都合が悪かった。
■記録
2019/11/3,4(連泊)
山口県の実家から母親と二人で車のキャンプ旅行。諸々の事情により計画の前日に到着してしまった。詳細は省略。
ホームページを見ていいキャンプ場だろうと想像していたが、実際はもっと良かった。
昨今の女子キャンプみたいなちょっと軽い雰囲気があるかもと思っていたけど、そんな浮わついた感じもなく、機能的な本格派だった(イベント等はやってそうだけど)。
まず、広い。
林や森や進入禁止に阻まれて全体像はつかめなかったけど、広大だ。
到着すると大きな場内マップの看板と管理棟、駐車場がある。で、ここ全部キャンプ場の敷地のはずだけど誰も張ってないのはなぜだ?って程の奥行きがある。
駐車場から100mあまり進むとシャワー・ランドリー棟があり、その奥に似た建物のトイレ。ここまで誰も張ってない。フリーサイトはその向こう側だった。
乗り入れは不可で、駐車場からリヤカーで運ぶ。こういうキャンプ場はちょいちょいあるけど、人力で荷物を運ぶ分装備が過多にならず、静かなキャンプ場の雰囲気作りにも一役かってるんだろうね。今後はそういうキャンプ場を攻めてみようかな。
サイトの区切り方も上手い。
普通のフリーサイトは運動場みたいなただの広場が多いが、ここは5ヶ所くらいに分割配置されている。
8m×50mくらいのやや細長く大きめの区画、各所の区切りは林や通路。細長いためデッドスペースが少なく、密集せず程よい間隔を空けた場所取りが自然にされることになる。
まあ、あくまで秋のキャンプだ。ハイシーズンがどんな惨状かは知らん。
先客は意外と多く10組以上はいた。秋のキャンプって下手すりゃ凍える夜なのに、こんなに人がいるんだ。こちらも急いでいたので吟味もそこそこに空いていたトイレの向かいのスペースに設営。
夜も更けると、遠くで聞こえていた楽器を奏でる音やあっちで控えめに鳴らしてたスピーカーの音楽もようやく止み、静かで平穏な夜が訪れた。
まもなく外灯が消えた。
消灯するとは予想外。良い心掛けである。
いい夜だ。
みな落ち着いてそれぞれの夜を楽しんでいる。静かに焚火を眺める親父、早々にテントに籠るソロキャンパー、時おり聞こえる子供の声。
あぁ、明日もここで連泊しよう。
晩めしは最近得意の食パン豚肉挟み。相変わらずうまかった。
翌日は三瓶山に登山した後また戻って連泊。この日は日曜のため昨晩とはガラリと変わって過疎の夜となった。
見える限りでは2組だけだったようだ。
静かなキャンプ場の本当に静かな夜。場内を探索したりして楽しんだ。平日のキャンプは週末とかなり雰囲気が違って面白いね。
ちなみに三瓶山はキャンプ場から直接徒歩で往復した。9:30にスタートして姫逃池から男三瓶山、下りは名号コースで13:30に下山。楽しかったけど紅葉は西の原コースの方が良かったらしい。西の原までは車ですぐだったんだから、移動して登り始めりゃよかったな。
下りたら三瓶バーガーで昼めし!狙い通り!
キャンプ場の隣にあるハンバーガー屋ってどんな店なんだろうと思っていたが、幹線道沿いだしキャンプ場とは道路を隔てているのでシリーズみたいな繋がりはなく、ログハウス風のいい雰囲気だった。中が異様に広いのは何かの居抜き物件なんだろう。
味は普通にうまい。値段も程々で手頃。モンベルカードあったのにステッカープレゼントをもらい忘れたのが心残り。
食ったら温泉だ。三瓶山といえば温泉の宝庫。でも今日は頭洗いたいのでわざわざ国民宿舎さんべ荘に向かったのに、改装中で休館してた。ショック。気を取り直して三瓶温泉鶴の湯(志学薬師湯)で堪能してきた。予想通り、素晴らしい泉質と洗えない頭。だが水洗いだけでもしないよりだいぶマシだという事がわかったのは収穫であった。
この日は小豆原埋没林博物館も計画していたが、連泊とはいえ買い出しもしないといかんので思ったより時間に余裕がない。明日に回してはるばる大田市街まで往復してきた。
夜間はこの季節にしては暖かい方だったと思う。でもそれなりに冷えた。朝8時頃の外気温は6℃くらいだったかな。今回は二人で1テントだったので夜は十分快適だった。
そんな感じてキャンプは無事に成功。
翌日は埋没林を堪能したあと物部神社にお参りして、世界遺産 石見銀山へ向かったのであった。
三瓶小豆原埋没林公園の地下展示場。
おわり
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